2018.05.16
保育園乳児棟増築工事
建設会社の作業場へ行き、構造部木組のサンプルを確認しました。
建物の平面の形状は八角形です。
しかも、そのほとんどが木組を表しにした建物です。
熟練の大工さんが加工に取り掛かっています。
サンプルは原寸サンプルで、実際の大きさの木材を加工し組み立ててあります。
実際の加工をされた大工さんや建設会社の社長さんなど含めて、納まりや寸法、見え方等、ボルトの位置等を
じっくりと確認ながら打ち合わせをしてきました。
屋根を支える棟木と八角形の桁、それに繋がる梁、とても複雑な加工です。
出来るだけ金物を見せたくないこともあり、打ち合わせも入念に行いました。
サンプルは無垢材ですが、実際は集成材となります。
加工場での刻み作業が進む中、並行して現場では基礎工事が進んでいます。
配筋作業が終わり、コンクリート打設待ちです。
こちらは建物の全景が少し見えるような八角形の基礎。
地中梁もあり、重厚な配筋量。
こちらも施工が厳しかったかもしれませんが、綺麗に施工されていると思います。
仕上がりは洋風ですが、木組や基礎など日本の職人技が生かされる建物になると思います。
こちらの現場の状況は↓