2018.05.17
保育園乳児棟増築工事
構造部の刻み作業が終わり、
作業場で仮組みを行うということで、確認に向かいました。
複雑な木組みの為、現場で実際に建てる前に
加工場で構造材を組み、最終チェックと、
その他の細い部材の加工を行います。
広い作業場の天井ぎりぎり。
45度で上がる屋根は、想像以上に高さが出てきます。
手前に見えるのは、柱。
八角形に加工してあります。
梁や桁の水平材もきれいに納まっています。
斜めの水平材は、火打梁の役割も担っています。
8本の登り梁(母屋)の頂点は、柱がなく、太い芯棒に集まっています。
かぼちゃ束と呼ばれるものです。
この形式は、屋根の自重を利用して、屋根面を支える工法です。
後は、現場での上棟を待ちます。
現場の基礎は型枠も外れ、こちらも待っているようです。
現場は保育園の一角、園児さんがいつも通り通園されています。
工事の様子が気になるようで、
時々職人さんにお話に来てくれる園児さんもいるそうです。
先生には止められていると思いますが、
きっとそれ以上に気になってしまうんでしょうね。
区画されている工事エリアから、フェンス越しの会話、
ちょっと不思議な光景かもしれません。
こちらの現場の状況は↓