2018.02.03
寺院庫裏(書院)新築工事
加工された沢山の材料が現場に入りました。
鴨居や敷居といった襖や障子など建具の枠材です。
小口には使用する場所の建具番号があります。
使用する材種の選定については大事な部分なので、打ち合わせを重ねましたが、
敷居はヒノキ材。鴨居・長押・廻縁は杉材に決定。
その他部分的に材種を変える部分もありますが、
材料はすべて無垢材です。
他の候補は材料の規格の長さなどからベイヒバやヒノキなど。
好みもありますが、個人的にはこの杉材が好みです。
和風建築の場合は、枠材自体が化粧になるので
予算に合わせて、節のない無地材や上小節といったランクのものを使用することが多いです。
内部も床が上がり、床の荒板が張られています。
この荒板は杉の無垢材です。
200年建物を持たせるようにがコンセプトなので
湿気の多い場所なので、できる限り合板を使用せず、
下地材にも無垢材を使用しています。
廊下です。
床の荒板
一部合板が見えますが、この部分は床暖房が入る部屋なので
こうした部分はメーカーの施工要領に沿っています。
ちなみに、こんな材料も入っていました。
ケヤキの玄関框。
素晴らしい材料です。
工務店の社長さんが見てくださいと養生を開いてくれました。
取り付け状況は後ほど。。。
こちらの現場の状況は↓